夜の遠足、ドンデン山で星空を。(星空の撮り方メモ)

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Nikon D700 + AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED + 普通の三脚 + レリーズケーブル
ISO800 14mm f/2.8 30.0秒 ミラーアップ撮影

午前零時、ドンデン山荘。

深い霧を超え、月よりも高く、三脚かついでやってきました。
眼下には雲海のように霧が広がり、天の川は天球にかかる橋のよう。

一眼レフ+三脚が4人、iPhoneが1人。
星を撮るのは初めての方もいて、ときおり「星撮り講座」をはさみつつ、思い思いの風景を撮ります。

よく「どんな設定で撮ってるの?」というような質問を受けます。
隠すようなことでもないので、参考にメモしておきます。

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まずは、ライブビューでピントを合わせます。
遠くの光源(漁火、明るい星など)を液晶画面に映し、目一杯拡大しながら手動でピントを調節。
レンズの目盛りを無限遠に合わせれば、どこにでもピントが合いそうなものですが、あの目盛りは目安です。

暗いとオートフォーカスが効きません。
街灯や人家の人工光なら効きますが、まず、そんな明るいところでは星が霞んでしまいます。

マニュアル設定は面倒なので、絞り優先オートで。絞りは全開です。
露出補正を上げることで、カメラがシャッタースピードを調整してくれます。

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昇りはじめの、赤い月。
広角では遠過ぎて、よく分かりませんね。

星は、1日に約360度、1時間で360/24=15度も動いています。
30秒もシャッター開けておくと、けっこう動いてしまいます。

広角14mmで広く撮ると、そんなに動いて見えません。
あとは、感度を上げてシャッターを早く閉じるか。

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ISO400。この日のベストショットだと思います。

ISO感度は、低ければ低いほど深い色が出ます。
よく、カメラのレビューなど見ていると、ISOいくつまでは常用可などと書かれていますが、
あくまで見るに耐える限界という意味で、上げれば上げただけ荒れます。
よほど暗くなければISO100、シグマDP1sを使っていたときはISO50でした。

星空を撮るときは、佐渡の風景、地形や建物をフレームに入れるようにしています。
星や月のアップは、NASAに任せております。

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ISOを1600まで上げたもの。
かなりノイズが目立つため、ノイズ低減機能を使っています。

D700にはミラーアップ撮影という機能があり、レリーズシャッターと組み合わせると星撮りに最適です。
カメラ内部のミラーが、シャッターを切ったときに跳ね上がる、その振動を抑えるという心憎い機能です。

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これはおまけのHDR。

D700には、そんな小賢しい機能はありませんので、
手動で露出を変えながら数枚撮り、Adobe Lightroomで合成しています。

HDRの良さを活かそうとすればするほど、不自然さが出るのが難点ですが・・・
やはり、眼下の霧や天の川はよく見えています。

だいたい、大まかな設定はこんなところです。
カメラが、型は古いが星には強い(何かの歌のようですけど)、
レンズは、明るく広く歪みが少ない、
細かな設定も必要ですが、まずは機材選びだと思います。


この日は、ほかに良いカメラが何台も並び、
彼らが良い写真を撮ってくれるだろうと、早々に撮影を切り上げ、
iPhoneの星座アプリで、GPSスゲー!ARカッコエー!と遊んでおりました。
楽しい夜でした。

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(2015.7.13追加 一番最初に撮ったのを出し忘れていました。かなり霧がもくもくしています。ISO800)



 
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