影の神(後尾集落)

こんじな、後尾(うしろ)のもんから聞いた話。


  むかしむかし

  後尾の娘を

  山の神さんが好きになってしもうた。


  神さんは

  使いの牛を娘のとこへやって

  嫁にきてくれぇと頼んだが

  娘はなかなか

  うんとは言わんかった。


  使いの牛は

  うんと言うまで

  おれは帰られんと

  そこに丸くなっておったんだけも

  それが固まって岩になったんだげな


  いまでも

  山の神さんは後尾の村を見ておって

  ときどき神さんの影がうつるので

  影の神と言うんだと



日の出のときに、金北山の御堂の影が映るから、

という謂われもあるので、

この神さんは、金北山の神さんなのでしょう。


ちなみに、岩の丸っこい方は牛の尻で、

尖ってる方は牛の角だそうです。

写真ありませんが、

後尾を通るときには、

「あぁ、あれがツノか」

などと、思ってご覧くださいませ。


ほかにも、いろいろと伝説が残っています。

 →海府よもやま話「後尾と影の神」




コメント

奇岩だらけの外海府でも、影の神は目立って立派ですよね。昔の絵図でサイノカミと書かれているのを見たことがあります。登れると聞いたことがあるので、一度は登ってみたいものです。

  • shirota
  • 2010/05/31 23:17

後尾の方から、子どもの頃に登ったという話を聞いたことがあります。
てっぺんの方は草が生えていて、ウサギがいるとかいないとか。
わたしも、一度は行ってみたいと思います。

  • lllo
  • 2010/06/02 03:18
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